梅雨もあけて暑くなり始めた7月頃。
ユーリ陛下が留守中の血盟城では会議が開かれていた。
「…という訳で、くれぐれもユーリ陛下にはバレないよう行動してくれ」
グウェンダルの言葉にその場にいた皆は深く頷き部屋を出て行った。
もうすぐユーリ陛下の誕生日。
今年も皆で祝おうと話し合いが行われていたのだ。
現在、部屋にはグウェンダルとコンラッドとヴォルフラムの3人が残っている。
「兄上、今年もギュンターをユーリに近付けないようにした方がいいのでは…」
「…いや、去年も大丈夫だったから心配はないだろう」
ヴォルフラムが心配そうに聞くと
グウェンダルは眉間のシワを深くしながらそう答えた。
「兄上がそう言うなら間違いないですね」
「まぁ保証はできないがな。…それからコンラート、
あの部屋にはユーリ陛下を近付けないようにしてくれ」
「あぁ、分かった。
とりあえずユーリがこちらに居ない間に出来ることを済ませておくかな」
コンラッドは笑顔で了承すると部屋を出て行った。
「………兄上、もう一つの計画も成功するといいですね」
「そうだな、あいつは勘が鋭いから気をつけなければな…」
「他のみんなにも伝えておきます」
「…あぁ、頼んだぞ」
コンラッドの居なくなった部屋では意味深な会話が続いていた。
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陛下のハピバ小説を書いてたはずが
いつのまにやら「序章」になってましたw
この2人の意味深な会話が後々解明されていきます^^*
ちなみに添付画像はユーリです。
犬年の年賀状の図案ですよ、一応…ね。
結局ボツになったんですがw
…ってかゆーちゃんに見えません…orz
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